この記事で分かること・解決できること
- レチノールの副作用について
- レチノールを安全に正しく使う方法
- レチノールを使用する際の注意点
美容メディアやTwitter、Instagramでトレンドに上がることもあるレチノールですが、実際に使用するとなると赤みやかゆみなどの副作用がでたという声もあります。
副作用と聞くと不安になる方も多いと思います。まず結論から言うと、副作用というのは実は生理反応です。ですので肌に悪いアレルギー反応や毒性反応ではないので、安心してください。
今回はそんな副作用についてと正しい使い方や気になる疑問についても解説していきます。
レチノール記事まとめ
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そもそもレチノールとはなにか。気になる効果や副作用について解説します。
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そもそも「レチノール」とはなにか
レチノールの正体は簡潔に言うと「ビタミンA」の一種です!
ビタミンA とは、物質としては一般にレチノールを指し、ビタミンA₁としても知られる。広義にはレチナール、レチノイン酸およびこれらの3-デヒドロ体や関連物質を含め、誘導体を含めてレチノイドと総称される。レチノールは必須栄養素で皮膚細胞の分化を促進する。
出典(Wikipediaより引用)
「レチノール」と一概に言っても種類は様々です。レチノールにはおよそ2000種を超える誘導体が存在し、その誘導体の総称を「レチノイド」と言います。
このレチノイドの中には様々な成分があり、その中にはパルミチン酸レチノールやトレチノインなど聞いたことがある人もいるかもしれませんが、その中で、厚労省が医薬部外品として認可したのが、「レチノール」というものになります。
細かく理解しようとすると難しくなるので、以下の2点を理解しておけばOKです。
レチノールとは
・国が使用することを認めたもの
・レチノールはビタミンAの一種である
レチノールの副作用とは「レチノイド反応」
レチノールを使用する上でよく言われる副作用はこれらが挙げられます。
よく言われる副作用
肌の赤み
肌の乾燥
皮剥け
ヒリヒリ感
吹き出物
これらの副作用を総称して「レチノイド反応(A反応)」と言います。
レチノイド反応(A反応)
レチノイド反応とは、ビタミンAが不足している肌に、急に多くのビタミンA(レチノール美容液など)を補給した時に肌の新陳代謝が過剰に促進されることでまれに起こる反応のことです。
この反応のよって上記5点のような影響が起こる可能性があります。
ですが、このレチノイド反応は毒性反応でもアレルギー反応でもなく正常な生理反応です。
ただ肌がびっくりして反応してしまっているだけなので、反応が出た人でも継続使用していれば、次第に収まっていくので安心してください。
人によっては、レチノイド反応が長引く人もいるのでレチノール濃度や使用量、使用箇所を自分で判断して継続使用するようにしましょう。
レチノールの正しい使い方
レチノールが配合されている化粧品としては美容液とクリームが多いです。
レチノールの使い方
レチノール配合美容液 → 化粧水と乳液やクリームなどの油分系化粧品の間に適量
レチノール配合クリーム → 化粧水、美容液などの水分系化粧品の後に適量
どちらであっても、夜のスキンケアで使用することをおすすめします。朝に使用するとレチノールが日光(紫外線)と過敏に反応してしまうのであまりよくありません。
レチノールは大量に塗っても効果が高まるというものでもないので、化粧品に記載されている適量を継続的に使用することが大切です。
注意ポイント
スクラブやピーリングと併用すると肌のバリア機能がガクッと低下するので注意!
レチノールを使用する際の疑問点
レチノールを使用している人によくある質問、疑問をまとめてみました。
レチノール濃度は何%がいいのか
初めてレチノールを使用する人はレチノール濃度が低いものを使用しましょう。
そもそも日本では、化粧品に含まれるレチノールの配合量は250000IUまでと定められています。
IUとは、薬理学で用いられる、生体に対する効力の量を表す単位。250,000IUは重量換算で約0.04%
濃度が濃いほうが効果があると勘違いして、海外製のレチノール化粧品を使用する人もいてますが、それは、その海外の人用に作られた化粧品であって、私たち日本人の肌には刺激が強すぎます。
ですので、0.01%や0.02%の濃度でもしっかりと効果はありますし、低濃度だからと言って効果がない訳ではないので安心してください。
参考までに、有名なイニスフリーのレチノールシカリペアセラムは0.015%の濃度です。
ビタミンCとの併用は可能かどうか
レチノール配合化粧品でよくある質問としてビタミンCとの併用が挙げられます。
結論から言うと、併用可能(化粧品による)です。併用する場合は順番に気を付けましょう。順番はビタミンCの後にレチノールです!
step
1ビタミンC配合化粧品
step
2レチノール配合化粧品
ビタミンCとレチノールの併用使用はphが異なるため効果が半減してしまいます。
しかし、レチノール濃度が低い化粧品とメラノCCのような医薬部外品レベルのビタミンC配合化粧品だと特に問題なく使用できます。ビタミンC濃度があまりにも高い場合は併用を控えた方が無難です。
併用使いが気になる人は夜にレチノール、朝にビタミンCといったように使い分けましょう。
紫外線の影響はあるのかどうか
こちらもよく聞かれるしつもんですが、結論として少なからず影響はあります。
この影響というのも、レチノールは日光に敏感に反応し、紫外線はレチノールを劣化させ、その効果を低下させてしまうという影響があります。
特別肌に対して赤みが強くなったり荒れたりという影響ではありません。
逆に紫外線を浴びるとレチノールが光線エネルギーを受け止め、細胞の損傷を防ぐ働きがあると考えられているので、天然の日焼け止めともいわれています。
ですので、レチノールの効果を低下させないためにも、日中の日焼け対策はしっかりと行いましょう。
日焼け止めを選ぶときはSPFやPAから判断して自分に合うものを選びんでください。
敏感肌でも使えるかどうか
レチノールを使用しているとレチノイド反応により、肌の赤みや皮剥けといった反応が出てしまいますが、敏感肌の人でも使用は可能です。
レチノイド反応が起きた時には肌のバリア機能が低下している状態なので、「ナイアシンアミド」とのような成分で肌のセラミド(保湿成分)を増やすと、弱った肌を修復してくれます。
このように、他の成分を併用することにより、バリア機能修復の効果で刺激を抑えることができます。
また、レチノール濃度が高いものではなく、低いものを選んだほうが刺激も少ないです。
レチノイド反応が出にくいレチノール
レチノイド反応が出にくいレチノール配合化粧品を2つ厳選しました。
①イニスフリー レチノール シカ リペア セラム
イニスフリーのレチノールはレチノールに加えてシカ成分が配合されているのでとても肌に優しいです。
また、レチノール濃度も低いのでレチノイド反応がでにくいというのも嬉しいポイントです。

②KISO 純粋レチノール
KISOの化商品は日本人の肌に合うように作られていて、レチノイド反応がでにくいです。
また、値段が手ごろなのに効果もしっかりあるのでとても使いやすいので、初めてレチノールを使う人や継続使用したい人にもおすすめです。

まとめ
レチノール副作用まとめ
・副作用は「レチノイド反応(A反応)」のこと
・レチノイド反応は悪反応ではなく、生理反応
・初めて使用する時は濃度が低いものを選ぶ
人気のレチノールですが、副作用や使い方はしっかりと理解しておきましょう。
初めて使用する時はレチノール濃度が低い化粧品を選んだり、レチノイド反応が強すぎる場合は間隔をあけたりしながら使用していきましょう。
継続使用することで肌に変化が次第に表れていくので、肌の変化を楽しみながら使用してみてください。
レチノール記事まとめ
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